正覺寺・精進料理
【くずまし】で お・も・て・な・し

Dscn1551-450.jpgご本山に続き、浄土真宗の宗祖「親鸞聖人」の750回御遠忌法要が、富山別院でも今年、5月23日から25日にかけて勤まります。

 この笹川に真宗大谷派「正覺寺」ができてから400年…その宗祖の教えを旨として、今日まで歩んできた正覺寺は、ご門徒・信徒の皆様とともに「報恩講」という仏事を、毎年、欠かさず勤めています。
 この「報恩講」は、親鸞聖人のご遺徳をしのびながら、私自身を見つめなおす機会を与えていただく大切な仏事で、その報恩講のお斎のひとつに、「くずまし」があります。

 聖人自らも田畑を耕し、収穫した野菜をみんなで持ち寄り、煮物にしていただく…それが「遺徳煮」の語源であり、さまざまな野菜や豆は従兄弟!?という発想から「いとこ煮」と転じ、さらにここ正覺寺では、その「いとこ煮」に葛を回し入れ、とろみを付けて仕上げることで、「くずまし」という名前になったようです。
 11月28日の聖人のご命日にも作る「くずまし」は、報恩講にはなくてはならない正覺寺の伝統料理です。

 くずましの材料は、里芋、大根、人参、こんにゃく、焼き豆腐に銀杏をトッピング!
昆布のお出汁をベースに煮込みます。

 その他に、やまかけそば、大根釜、茗荷のピクルス、お吸い物、ご飯などをご用意したのですが、その食材にもできる限り笹川で採れた、ほたるブランドの「さゝ郷ほたる丸いも」、「ほたるみょうが」、「ほたる米」を使用しました。

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くずまし

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丸いもとお蕎麦

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茗荷のビクセル(左側)