花逍遙(はなしょうよう)の山小屋は、
茂和さんが、親代々が農耕を営んでこられた年中谷(ねんじゅうたん)の休耕地を活用して造りました。
茂和さんは、仕事の関係で長く故郷を離れていました。
定年を間近にしたとき、定年後、どのような生き方をするか奥様と相談した結果、二人の趣味が一致した【花とのふれあいが出来る生活】が決め手となり、平成11年に着工、まず外回り大小の池が平成14年秋に、母屋が平成15年春に、そして傑作の四阿(あずまや)が平成16年雪が降りそうな12月に完成しました。
材料の調達・製作は、すべて個人および友人達との手作りで、敷地は約600坪あります。
施設
敷地内には、母屋、四阿(あずまや)、バーベキューコーナー、厠、そして土地の起伏を生かして造られた大小の池などが有り、その廻りには数多くの草木を植えて花逍遙の出来る山小屋となっています。
また、山小屋敷地内のみならず山小屋敷地外の自然の景色との調和も崩さないよう配慮されています。
花逍遥
【花逍遙】とは、”花をみながらぶらぶらと散歩する”と言う意味ですが、山小屋のまわりには、数多くの草木が植えられています。
雪解けを急かすように咲く河津桜を筆頭に15種類の桜の開花、そして紫陽花の開花などと季節の移り変わりが肌で感じ取れる、そんな風情です。
もっと紫陽花を増やしたいとの想いから苗木作りにも精を出されています。
語らい
友人達と山小屋で手作りの料理を囲み、時間の経つのを忘れて集う。
料理は、毎年新しいモノを工夫し、試食はとあるホテルの料理長に行って貰うという手の込みよう。
今年は、笹川米と自然薯(笹川ては、山芋と言う。)のツルに生えるむかご(笹川では、がごじょと言う。)の釜飯などなど。