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ほたる狩り

bg_hotaru2.gifほ、ほ、ホタル来い、
  あっちの水は苦いぞ、
   こっちの水は甘いぞ!!

初夏のほたる狩りは、昔から子供達の楽しみな風物詩の一つでした。
笹川では、今もゲンジボタル、ヘイケボタルが生息しており初夏を彩っています。

ゲンジボタル.jpg 隊長10~20mm
ゲンジボタル
ゲンジボタルは、本州から九州にかけ、対馬にも分布しています。
体調は、約15mmとヘイケボタルの2倍もあり、胸から背にかけて見られる細い黒の筋は、中央で横に広がっています。

朝日町では、笹川地区など水の綺麗な限られた場所に見られ、6月初旬から次々と羽化した成虫は、6月いっぱいは美しい光を点滅させ、光のファンタジ-を演出し、山里に初夏を彩ります。

ヘイケボタル.jpg隊長 約7~10mm
ヘイケボタル
ヘイケボタルは、北海道から沖縄まで日本各地に広く分布しています。
体調は、約8mmとゲンジボタルよりはるかに小型で、胸から背にかけてみられる黒の筋は、ゲンジボタルより太く、識別の観点になります。
幼虫は、ゆるい流れや水田など比較的汚れた水にも住みつきます。
成虫はゲンジボタルが少なくなる6月下旬から発生し、7月には最盛期を迎えます。ヘイケボタルは、もともと平野部に多く見られましたが、近年、河川改修や農業、水の汚染などで、その数は激減したそうです。



ホタル【蛍】 fire-flies
       (甲虫目、ホタル科に属する昆虫の総称)

 ホタルは.約2000種が世界各地に広く分布しているが、とくに熱帯地域に種類が多い。
日本には20種が知られ、そのうち、光を出すものは10種である。
ホタルは小形から中形の虫で、体長は5-20mm、全体が黒から褐色.前の胸がうす紅色をしている。


雄と雌の腹部.jpg雄と雌の発光部の違い(発光部は黄色の部分)

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空中を飛ぶ成虫は、普通10~15日ぐらい生きて、その間は殆ど食べ物を取らず、交尾をしては川岸の葦に卵を産みつける。
卵は約1ケ月で孵化し、出てきた幼虫は、水中に入ってカワニナやタニシを食べ成長する。
そして6-7回の脱皮をくりかえして成熟すると、やがて、川岸の土手に穴をほってさなぎとなる。
さなぎの期間が終ると、.雄は先に羽化して成虫となり、やがて羽化してくる雌を待ちながら空中を飛び交尾の合図となる発光をくりかえして互いに呼び会う。
ゲンジボタルなどは、1分間に70-80回も光を点滅させる。

hotalu1.jpg【共生の里 ささ郷】 ほたるの池